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長春日本人教師会

長春にて日本語講師をしている日本人教師による勉強会や活動予定、活動報告などを記載していくブログです。 長春日本人教師会のホームページ→http://www.geocities.jp/changchun_jpt/index.html

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第111回 勉強会報告

以下の内容で勉強会を行いました。

1、司会挨拶、参加者自己紹介、出席簿記入

2、田畑美恵先生 (長春大学)
「試行錯誤の日本語クラブ」

≪設立~現在までの経緯≫(前任の先生からのメールのまとめ)

 長春大学では、前任の先生がいらした時には日本語コーナーはすでにあったが、赴任してから半年間コーナーを開催することはなかった。そこで、①日本文化に触れる、②会話の機会とする、③学生による自主的な活動の場にする、の3点を目的とし、再開を試みた。しかし、どれも予想外に困難だった。まず、「日本文化にふれる」には実際の“もの” や“わざ”が必要であった。「会話の機会」は長春大学には留学生が多かったので設定はしやすかった。しかし、下級生の参加が多く、上級生が少なかったので内容が伴いにくかった。「自主的な活動」は克服しがたい課題だった。なぜなら、中国の教育現場ではあまり重要視されていないうえ、リーダーシップをとれる学生は重点校に行ってしまいがちであったためである。そのため、手取り足取り日本語コーナーの企画・運営・反省まで指導をしなければならなかった。2回ぐらいして、やっと学生が自分たちで出来るようになると、もう代替わりになる。しかし、下級生の運営能力が不足していたため、また一からの指導が必要であった。


≪三校協力体制の始まり≫
 田畑先生は2013年9月に赴任し、日本語コーナーを引き継いだ。引き継ぎは、書面で行われたため、長春工業大学へ留学生とともに訪問し、日本語コーナーについて勉強をした。そして、10月23日長春大学で日本語コーナーを行った。その際、長春理工大学と長春工業大学の先生方も参加した。これが三校合同体制の始まりである。それから、回を重ねるごとに少しずつ参加する教師の数も増え、定着してきた。

≪現在の日本語コーナーの運営方法≫
・活動時間:中心メンバー(3,4人)が毎週水曜日の水曜日の昼休み。昼食をとりながら。
→クラブ自体は学期に2回、2時間程度を行う。
・活動内容:次回日本語クラブ発表の打ち合わせと準備
・日本語クラブの運営形態:学生主体で司会、進行。教師はゲスト、評価者。
・日本語クラブのメリット:日本語のスピーチの練習、会話・聴解力の向上、日本語学科の学生同士、日本についての情報や紹介の場、日本人との触れ合いの場
・現状の問題点:
①学生の自主性が育たないため、教師が毎回手取り足取り指導する必要がある。
②リーダーとフォロアーの不足と協力者の不足。
③場所の予約がうまくいかず、発表当時の準備時間が取れない。
④勉強の場と考えている教師側の考えと楽しいコーナーにしたいという学生側の希望とのギャップ。

≪発表までのスケジュール≫




3、福井啓子先生 (長春工業大学)
「長春工業大学における日本語コーナーの取り組み
-日本語コーナーの独り立ちを目指して-」

≪日本語コーナーを始めるに至った経緯≫

①日本人と会話をするチャンスがとても少ない。
・会話の授業は週1回である。
・また、留学生は少ないうえに、彼らとキャンパスが離れているため交流の機会がほとんどない。
・2012年に特訓教室を開始したが、希望性のため積極的な学生だけが参加していた。(現在は参加させている。)
②異学年の交流が少ない。
・全学部の1年生は北湖キャンパスで1年間過ごし、2年生になって初めて上級生と出会う。
・学生主体の取り組みが必要→2013年日本語コーナー発足
当時、工業大学の日本人の留学生は一人しかおらず、近隣の長春大学・長春理工大学に協力を要請した。

≪活動時間≫
各学期に3回、曜日不特定、基本的に2時間

≪これまでの活動内容≫
前半後半で内容を変える。後半はグループ会話。→主に勉強
第1回目:2013年10月13日 
中国人教師による学習方法と自分の経験談の話と4年生による学習方法についての話
第2回目:2013年12月7日
日本人留学生による話。(4年生が内容を翻訳)
2年生スタッフが長春大学の日本語クラブの活動を参観→ゲームもあり楽しい印象を得た。
第3回目:2014年3月27日
テーマ:「アニメ」 伝言ゲーム
第4回目:2014年4月26日
テーマ:「歌」 紅白歌合戦のDVD鑑賞、3年生の歌「ふるさと」
2年生スタッフが長春理工大学の日本語コーナーの活動を参観→楽しかった印象を得た。
第5回目:2014年5月29日
テーマ:「ふるさと」 2年生のダンス、夢ト蹲
第6回目:2014年9月27日
テーマ:「初めてのこと」 説明、推測ゲーム
第7回目:2014年10月24日
テーマ:「夢」 お座敷ゲーム

≪運営形態≫
スタッフによる運営
・2013年度:3年生4名、2年生4名
第1回・2回は教師が中心(スタッフの会議の招集、他校への教師・留学生への連絡など)
第3回・4回は3年生が中心 
第5回は2年生が中心
・2014年度:1回につき3年生3名と2年生2名の5人のグループ3つが持ち回りで担当。
第6回・7回:3年生中心
今後:前学期は3年生スタッフが中心、後学期は2年生スタッフが中心

≪日本語コーナーのメリット≫
・日本語での会話の機会が増加した。
・異学年間の交流・協力の場面の増加。

≪三校の協力≫
メリット:
色々な日本人(の話し方)と触れ合うことが出来る。
他校の活動を知り、いいところを取り入れることが出来る。
デメリット:
日本人教師の負担が大きい。
長春工業大学と長春大学と長春理工大学の日本語コーナーの開催日が被ったり近くなったりすることが多く、日本人教師は連日参加しなければならない時がある。

≪現状の問題点と今後の課題≫
ゲームや自分たちの楽しみ中心であり、小学校のお楽しみ会状態。
会話能力の低い学生は不参加。
中国人教師との関わりが希薄である。
学生に必要性を自覚させる。
日本語コーナーの意義を再確認。
スタッフの自覚を育てる。

≪質疑応答≫
Q:スタッフの決め方はどうのようにされたのか。
A:まず、教師で2人決める。そして、その学生2人がそれぞれ2人を任命する。また、学生6人が3人を任命する。

4、グループごとに日本語コーナーの現状報告

≪Aグループ≫

 それぞれの大学でも日本語コーナー(それに準ずるもの)は存在している。しかし、問題は大学同士でその存在を知らないことにある。そのため、これからは互いに連絡をし合うといいのではないか。その連絡は学生が行うことで、日本語を使う機会が増えるのではないか。


≪Bグループ≫
 このグループでも日本語コーナーが存在し、文化紹介などを行っている。しかし、学生と教師とで求めているものが異なっている。学生は今の日本の若者の生活や現在のライフスタイルを知りたいが、教師が教えようとしているのは茶道・華道などの伝統文化である。日本語コーナーでは「何を求めるか」がキーワードになると思う。それによって、各大学の特色が出てくるのではないか。


≪Cグループ≫
 現在持っている「モノ・技」でいかに会話につなげ、会話の機会を増やすか。また、開催が決まれは教師会で情報交換をすればいいのではないか。

≪池田先生のまとめ≫
 日本語コーナーの意義・目的を生徒と再確認すること、教師同士の情報交換、活動資料の引継ぎが大事だと感じた。

以上

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