長春日本人教師会
長春にて日本語講師をしている日本人教師による勉強会や活動予定、活動報告などを記載していくブログです。 長春日本人教師会のホームページ→http://www.geocities.jp/changchun_jpt/index.html
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第115回勉強会お知らせ
下記の予定で勉強会を行いますので、
皆様お誘いあわせの上、お気軽にお越しください。
記
【長春日本人教師会主催 第115回日本語教育勉強会】
内 容:「つまずきを克服するための日本語教育指導 ―実践と理論―」
日 時: 5月16日(土)10:00-12:00
場 所: 東北師範大学外国専家公寓 6階会議室
住 所: 长庆街 与 西康胡同 交汇处
費 用: 会場費7元
• 会場費値上げに伴い、参加費を次回より7元に改めさせていただきます。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
• 今学期分の会費の納入がお済みでない方は、30元をお納めください。
交通アクセス:同志街、西康胡同の交差点から徒歩5分程度。
卫星广场周辺などで乗ることのできる315路のバスが便利です。
【発表者と概要】
「つまずきを克服するための日本語教育指導 ―実践と理論―」
赤桐 敦 先生
文部科学省派遣中国赴日本国留学生予備学校 講師(7月26日まで)
東京外国語大学 非常勤講師(7月26日まで)
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程外国語教育論講座
何度も教えているのに定着しない、単語をすぐ忘れる、会話が話せない、聴解が苦手…、学習者のさまざまなつまずきを防ぎ、克服するにはどうすればよいのでしょうか。本発表では、認知科学から見た外国語習得のメカニズムを紹介しながら、日々の授業で使える教授法をみなさんと一緒に考えたいと思います。日本語習得を成功させる方法は一つではありません。指導理論も「革新的」な理論が日々生まれています。本発表では、限られた授業時間で、さまざまな制約のもとで、学習者の困難を減らすために、根拠のある指導ができることを目指します。
【昼食会】
日 時: 同日 12:00~13:00
場 所: 東北師範大学専家公寓 2階レストラン
費 用: 30元前後
昼食会のみの参加も歓迎いたします。
事前予約は必要ありません。
当日場所が分からない場合は事務局までご連絡ください。
以上
第114回勉強会報告
「文章を書く心構 え」も含めて、
文法や日本語の言い回しを習得できるようにと考えスター ト。
講義と個人作業に終始することのない授業を目指していますが、
試行錯誤、右往左往の連続。 でも、楽しみながらやっている実践です。
2)・個人指導に終始したり、講義調に偏した授業になったりしないように、
3)書いた作文を新聞にしてまとめる。(書きためた文章を要約→要約指導)
4)教科書の利用。(指導内容に偏りが生じないか留意するため。)
1)紋切り型の内容が多い。ex)食べ物に関してなど
そこで、初めに自分の経験体験をもとにして書くことを指導している。
2)伝えたい内容が貧弱なのに表現が大げさ。
日本語では表現と内容が連動しなければいけない。
美辞麗句は不要で、ありのままに書くことが大事だと伝える。
3)具体例を書かない学習者が多い。
具体例も大事であることを指導する。
4)メンツを気にして失敗を恐れる。
教師が熱を入れて話すと学習者も聞いてくれる。
<授業中に気をつけていること>
1)授業が講義調になってしまうと、学習態度が受身になってしまう。
主体性を大事にしなければいけない。
2)学生のつまづきや疑問を重視する。
作文を皆で一緒に直し、個人的疑問の共有化を行う。
個人の疑問を教師が調べ、次の教材にする。→学生の満足度が上がる。
ex)「鞄を手に持っている人」「鞄を手でもつ」でどう意味が違うのだろう。
応用作文の文法使用を使って教える。
「生の姿の描き方」(自分の辛いことや人の苦しさに共感させるような生の文章が、
人を感動させる。)や「ユーモア」(思わずニヤニヤして読んでしまう作文。)
について指導する。
Q1)今まで作文授業で失敗したことはあるか。
だから、学生の作文にコピーが多く、それに怒っていた。
しかし、今はそれも今までの作文指導の結果だと思うようになった。
学生の作文に対する態度、疑問を丁寧に解きほぐし、ゆっくり理解させることが重要。
教師はあせってはいけない。
下手でも自分の力で作文を書いた学習者をみんなの前で褒める。
学生の作文指導は繰り返し繰り返し行い。内容にも力を入れる。
その後、学習者が読み、交流したり、評価しあったりする。
何回か直したものを乗せる。
「1年精読クラス 笑顔で授業!」
恥ずかしい、という気持ちをなくして…ゲームをしているような感覚にしてしまいます。
<授業概要>
中国人教師とペアで担当している。
一年生だから日本語が嫌いになってはいけないので、一学期は配慮して授業をするが、
二学期にはびしっと指導する。
教科書付属の絵カードを使って、文型を教えていく。
一年生担当の先生で毎週会議を行い進度を確認し合う。
教案は共通のものを用い、担当の課を決めて、印刷する。
その時に宿題プリントも作成し印刷する。
職員室に連絡ノートがあり、
授業が終わるたびに進度やそれぞれがやりたいことなどを書き込む
<授業内教授活動例>
挙手の際には、あまり出来そうにない人を指名する。
虫食い文を使って、覚えているかどうかを確認する。
最初にわざと難しい虫食い文を提示し、
その後、一番簡単な虫食い文を提示して心理的負担を軽減する。
学習者が慣れたら、簡単なのから難しいのにしていく。
読み手をどんどん面白くさせる方法を指導する。
しかし、中国人学習者はその方法に違和感を感じることもあるため、
日本語作文と中国語作文の違いを指導する必要がある。
<その他>
と指導。
中国人教師はわからなかったら中国語も交える場合もある。
日本語を言った後、すぐ中国語を言うということを繰り返していたら、
学習者が日本語を聞かなくなる。
しかし、三回言って学習者がわからなかったら、中国語を使うこともある。
それは、学生のやるきにもよる。
暗記は効果があるのか。
教師の方から積極的に使う必要がある。
また、型中心の授業からから4年生で急に内容中心の授業になる。
初級の内容を暗記をしておけば、
その際に内容を忘れても残るものがあるので有用。
会話能力と作文能力は全く別のものだ。(よく勘違いされている)
型を並べただけではいい文章はできない。それが、現状の大学教育の欠点。
3
各担当教師に一任されている。
<会話授業の構成>
花の名前を導入し話のきっかけ作り。
春の自然の中で感じるものを持って欲しいとの思いから。
学習者がやる気になる。リクエストも多い。
体と発声でオノマトペのもつイメージを植え付ける。
ようにする。
最初にディベートにもっていくための反論の仕方を学ぶ
ディベート前に、先輩のDVDを見せてディベートのイメージをもたせる。
テーマは学生から選択させる。
工夫が必要だと考える。それが先生としての醍醐味であると思う。
ことを予感させる。それは学生のやる気にもつながると思う。
第113回勉強会報告
以下の内容で勉強会を行いました。
「中国における日本語教育~中国人学習者に日本語をどう教えるか~」
開催:3月28日(土)9:30-11:30
場所:東北師範大学外国人専科楼 6F会議室
1、出席簿記入、出席者自己紹介、司会挨拶
2「日本語教育とは何かー国語教育との比較からー」
池田裕一先生(吉林華僑外国語学院)
新学期最初の勉強会ということもあり日本語教育が初めての先生方と一緒に外国人に日本語を教えるととはどういう事なのかをご一緒に考えていただきました。また、日ごろは教える立場の先生方に外国語を教えられる立場を体験していただくために池田先生にフィンランド語の直説法による授業をしていただきました。
3、「ワークショップ:中国語を母語とする学習者の強みと弱みー」(前半)
チームで話し合い後配布した付箋を用いてアイデアだしを行いました。出されたアイデアを強みと、弱みに分類し議論を行いました。
強み
1、学習態度が良い(真面目)
2、素直である(先生を立てる)
3、文化が似ているので親しみやすい
4、日本語も同じ漢字文化圏であるため語彙面でのメリットがある
5、暗記が上手
6、アニメ好きが多い(初めから日本語ができる学習者もいる)
弱み
・中国語よりも日本語の方が「授与」「賃借」に関係する表現が複雑であるため覚えにくい(あげる、もらうなど)
・テスト(N1、N2を目的に勉強してしまう)
・リスニングが苦手
・名前が覚えづらい
・会話の機会が少ない
・発音に癖がある(息がこもっている)
・面子を気にして失敗を恐れる
・日本語の敬意表現が中国語よりも複雑であるため覚えにくい
・日本文化に興味を持っている生徒が多い
4、「ワークショップ:中国語を母語とする学習者の強みと弱みー」(後半)
前半のワークショップで出た強みを授業中どのように生かし、弱みに授業中どのように対応するかをグループで話し合いました。
「面子を気にして失敗を恐れる」
・授業中間違えることは恥ずかしいことなのではなく必要なことなのだと、授業中に何回も言い聞かせ、教師が率先して間違いを出してもいい雰囲気を作り上げていく。
「会話の機会が少ない」
・アイドル・アニメを利用してアウトプットの機会を教師が作ってあげる。
・SNS、チャットを利用して日本人のネットワークを作り、それを学習者の会話の機会創出に利用する。
・スカイプなどを利用して、会話練習を行わせる。
・ダイアローグ、場面などを設定し会話を練習させる。その際に、「先輩」「後輩」などの社会的立ち位置も設定する。
・モチベーションを向上させる。
・発言の機会をたくさん与える。
・アウトプットの機会をRPなどで作る。
・微信などを使って、交流させる。
その際に交流回数のノルマを課す。
「名前が覚えにくい」
・写真付きの指名カードを作る。名前に慣れないうちは指名カードをトランプのようにシャッフルして学習者の指名に使うこともできる。
第114回勉強会お知らせ
下記の予定で勉強会を行いますので、皆様お誘いあわせの上、お気軽にお越しください。
記
【長春日本人教師会主催 第114回日本語教育勉強会】
内 容:「日本語授業の作り方-目標設定から授業準備、授業実践まで-」
日 時: 4月18日(土)10:00-12:00
場 所: 東北師範大学外国専家公寓 6階会議室
住 所: 长庆街 与 西康胡同 交汇处
費 用: 会場費7元
※ 会場費値上げに伴い、参加費を次回より7元に改めさせていただきます。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
※ 今学期分の会費の納入がお済みでない方は、30元をお納めください。
交通アクセス:同志街、西康胡同の交差点から徒歩5分程度。
卫星广场周辺などで乗ることのできる315路のバスが便利です。
【発表者と概要】(順序不同)
1.佐々木 宏記 先生(長春師範学院)
「中級作文指導に関して」
3年生の作文指導です。新聞を作るという課題を持たせ、記事を書く中で「文章を書く心構え」も含めて、文法や日本語の言い回しを習得できるようにと考えスタート。講義と個人作業に終始することのない授業を目指していますが、試行錯誤、右往左往の連続。でも、楽しみながらやっている実践です。
2.髙城 眞純 先生(吉林華橋外国語学院)
「1年精読クラス 笑顔で授業!」
先生が一番楽しんでいる授業をしています。先生が楽しいと、学生も楽しくなる。恥ずかしい、という気持ちをなくして…ゲームをしているような感覚にしてしまいます。
3.森屋 美和子 先生(吉林大学)
「やる気満々で、さあ始めよう日本語会話」
私が5年ほど日本語教師をしてきた経験の中での授業の取り組み方・考え方を交えて、会話授業の例を入れながらお話したいと思います。
【昼食会】
日 時: 同日 12:30~13:30
場 所: 東北師範大学専家公寓 2階レストラン
費 用: 30元前後
昼食会のみの参加も歓迎いたします。事前予約は必要ありません。当日場所が分からない場合は、事務局までご連絡ください。
以上
第113回勉強会お知らせ
下記の予定で勉強会を行いますので、
皆様お誘いあわせの上、お気軽にお越しください。
記
【長春日本人教師会主催 第113回日本語教育勉強会】
内 容:「中国における日本語教育~中国人学習者に日本語をどう教えるか~」
日 時: 3月28日(土)9:30-11:30
場 所: 東北師範大学外国専家公寓 6階会議室
住 所: 长庆街 与 西康胡同 交汇处 (長慶路と西康胡同の交差点)
費 用: 教師会会費30元(今学期分)+ 会議室費5元
交通アクセス:同志街、西康胡同の交差点から徒歩5分程度。
卫星广场周辺で乗ることのできる315路のバスが便利です。
(最寄りのバス停は「桂林路」)
【発表者と概要】
1.池田裕一(吉林華橋外国語学院)
「日本語教育とは何かー国語教育との比較からー」
日本語教育は国語教育と何が違うのでしょうか。両者は「日本語を教える」という点では共通しているものの、学習者への指導方法は異なります。外国語としての日本語を教えるとはどういうことか、改めて考えてみたいと思います。
2.神田勇揮(吉林華橋外国語学院)
「ワークショップ:中国語を母語とする学習者の強みと弱みー」
中国語を母語とする日本語学習者が日本語の学習を進める時、彼らならではの強みを発揮することもあれば、逆に陥りやすい失敗にはまることもあります。まず、どのような強みと弱みがあるのかの意見を出し合い、その後、その弱みにいかにして対応し、強みをいかにして生かすかに関してのワークショップを行います。そのような情報を皆様と共有し合うことで、円滑な授業運びの一助となることができれば幸いです。
【昼食会】
日 時: 同日 12:00~14:00
場 所: 東北師範大学専家公寓 2階レストラン
費 用: 30元前後
また昼食会後には、長春に新しくいらした先生方を中心に、近辺の日本食スーパーや日本食レストランへご案内します。(自由参加)
昼食会のみの参加も歓迎いたします。
事前予約は必要ありません。
当日場所が分からない場合は、事務局までご連絡ください。
以上
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